20代女子への殺傷能力高めな『サプリ』とは。
こんにちは、あべです。
今日は20代女子が読んでおきたい殺傷能力高めの漫画、おかざき真里さんの『サプリ』を紹介したいと思います。
といっても、この漫画を読んで欲しい人種は…
◇「色気」「女っぽさ」「かわいい」「女子力」という言葉がむずがゆい
◇自分で自分を「かわいくないなー」と思うことが多々ある
◇人になかなか甘えられない
◇自分の夢ややりたいこと、信念がはっきりしている
◇正義感ややりがい、情熱とか本気で信じて体現したいと思ってる
◇どうやっても抜け出せない「ダサい感じ」が自分に漂う
◇お洒落でメイクも上手くて、完璧な女子をみて1人で葛藤している
もはや書きながら心が痛ぇ…。こんな人には読んで欲しいです。
グサグサして欲しいです。そして「そう、こういって欲しかったの」と言語化されて救われる感覚を味わってほしい!!
それでは『サプリ』紹介していきます。
舞台はキラキラ感の花形である広告業界。アラサー藤井さんが主人公です。小さい頃にみたCMに釘付けになり、「自分もこんな風に人の心を揺さぶるCMをつくりたい」という信念で広告業界に入社。
いわゆるバリキャリで夢ややりがいを持って、徹夜だろうが短時間睡眠だろうがタフに乗り切るホンモノの仕事人。折っても折れない図太いメンタルがあって、わたしは本当に憧れてしまう…。
一方で、頑張った分だけ解がある仕事に対して、解のない恋愛にはちょっと奥手だったり、距離感や駆け引きみたいなのが得意じゃない、不器用な感じ。人とな比較やコンプレックスも感じやすいところもあります。
いろんな恋愛をするし、藤井さんの周りも個性的で面白い。だからってただの恋愛漫画じゃない。私にとってはもはやケーススタディ教材。笑
女として働くってなんだ、とか、恋愛をおろそかにして仕事にのめり込んだときの孤立感とか、だからと言って恋愛だけに軸を置くのは、ちょっと違うんじゃない?っていう藤井さんの葛藤とか。とにかく共感度が高い。
女の子はそこまで強くないし、強いところもあれば弱いところもある。「あー、藤井さんも泣くのかーだよなー」とか思いながら読んでいました。救われます。控えめに言って最高です。
それでも自分の足で立って、自分の人生を歩んでる人ってかっこいい。女の人が恋愛や結婚・出産もしながら働き続けるって色んな傷を伴うかもしれないけど、傷を受け止めて抱えて生きることも、見る人が見れば勲章であって、それも立派な仕事だと教えてくれるような漫画です。
この漫画でわたしが最も学んだことって、おそらく藤井さんの人生へのコミットの強さかなーと思います。女としての働き方や仕事と女としての生き方の固定観念に囚われず、自分のやり方を模索し、見つけていきます。時代や社会の空気感に負けないように全力疾走してる姿に惚れました。
結果的にそういう人生にしていきたいのなら、若いうちからの積み重ねだと思います。「藤井だから、まあ、大丈夫だろう」と言わせるくらいやってないとダメだよなー、とか。
ある時は目的の達成のためには足が震えるくらい騙されたり、自分が惨めになったりしても貪欲に頭を下げながら、仕事を遂行する、とか。
とってもしんどいことだけど、藤井さんをみていると捨てた先に実は人からの信頼がついてきてる。そういうの、わたしは今まで誰にも教えてもらったことはなかったから、本当に学びになったなぁ。
ここまできて、全く自分が説明しきれていないことに気が付きました。笑
就活や社会人なりたてくらいの女子には読んでほしいなぁ。人生で何度も読み返すであろう漫画になるはずです!
『サプリ』は全巻10冊なので古本屋さんとか、Kindleとかで買っちゃうのがオススメです。わたしはKindleで購入しました!そして、できればまとめ買いしちゃった方が割引のポイントも付いてくるのでオススメですよ〜〜。
3月わたしが読んだ漫画の中でも最もグッと学びになった おかざき真里さんの『サプリ』の紹介でした〜〜!それでは、またね。